ソニーが赤字続きのため、事業売却し、別会社となったパソコン製造会社「VAIO(バイオ)」が高価格路線に転換し、ノートPCの新製品「VAIO Z」を家電量販店で売り出しました。
一世を風靡したソニー製VAIOですが、なぜ衰退したのでしょうか。
商品に魅力がなくなったという見方もありますが、私が考えるに、ソニーは家電量販店との信頼関係ができていなかったように感じます。
VAIOを1台販売しても利益が数千円。利益が取れる推売商品(おすすめ商品)にも指定してくれない。クレームがあっても返品を受け付けてくれない。営業が常に上から目線で相談に乗ってもらえない。
このような対応だと、売り場の売れるスペースにも置きたくないし、利益が取れないので売りたくもありません。VAIO好きの指名買いに対応する程度です。販売数が落ちるわけです。
昔のVAIOは、デザインや機能が洗練されており、今でいうApple(アップル)のiPhoneのように商品力があったので、何もしなくても売れる時は、家電量販店に頼らなくてもよかったかもしれませんが、他社製品の商品力が上がり、デザインや機能で目新しさがなくなると、次第に売れなくなりました。家電量販店との信頼関係が築けていれば、結果は違ったかもしれません。
新会社では家電量販店と信頼関係を気付き、成功してほしいですね。
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2015年03月10日
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