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2015年03月20日

「上野東京ライン」開業で家電量販店の勢力図は変わるか?

「上野東京ライン」が2015年3月14日に開業しました。

栃木からの「宇都宮線」、群馬からの「高崎線」、千葉・茨城・福島・宮城からの「常磐線」は上野止まりでしたが、延伸され東京駅・品川駅へ直通となりました。また、神奈川からの「東海道線」は東京駅止まりでしたが、延伸され上野駅へダイレクトアクセスが可能となりました。

乗り換えの解消による所与時間短縮など、利便性が飛躍的に向上します。

「上野東京ライン」開業で家電量販店の勢力図は変わるでしょうか。

影響があるとすれば、上野・秋葉原のヨドバシカメラ、有楽町のビックカメラでしょう。

上野止まりの電車が少なくなり通過駅となることにより、上野のヨドバシカメラの売上にはマイナスの影響がありそうです。

また、秋葉原のヨドバシカメラ、有楽町のビックカメラは両社の旗艦店(きかんてん)ですが、「上野東京ライン」で直接、停車されず、一度、上野や東京や品川で「山手線」や「京浜東北線」に乗り換えないといけないので、プラスの影響があるかは未知数です。

現状は「上野東京ライン」が停車する、東京や品川に家電量販店がない状況です。しかし、東京や品川の盛り上がりを見れば出店余地はありそうです。

東京駅は再開発の影響で盛り上がってますし、品川は「リニア中央新幹線」の始発です。そもそも今回の「上野東京ライン」は品川付近の再開発計画と密接に結びついています。

JR東日本は田町〜品川間に新駅を設置し、その周辺の街づくりを進めると昨年発表しています。

現在の品川の車両基地に停めている電車を「上野東京ライン」で東京都北区の尾久車両センター、さいたま市の東大宮操車場へ移動させ、品川の車両基地を空けた上で、およそ13ha(130,000u、約39,355坪)もの土地を利用する予定です。

都市型店舗と言えば、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダ電機ですが、ヨドバシカメラとビックカメラは近隣の秋葉原と有楽町に旗艦店があり繁盛しているので、影響を避けて、出店には慎重になりそうです。残りはヤマダ電機でしょうか。ぜひ、家電量販店大手が東京駅前や品川駅前に出店してほしいですね。

現状の「上野東京ライン」開業では家電量販店の勢力図はあまり変化がなさそうですが、今後、東京や品川の大規模な再開発によっては、家電量販店の勢力図がガラッと変わるかもしれませんね。
posted by カデンちゃん at 00:00| Comment(0) | 勢力図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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