ビックカメラは2015年6月、グループ会社のコジマやソフマップと共同で、近畿や九州地区の物流センターを統合するそうです。
2012年にビックカメラがコジマを買収して以来、初めての物流拠点の再編です。欠品を減らすほか、配送効率を高めた上で、人件費や賃料など、年間2億円のコスト削減を見込んでいます。
今後、関東地区の物流拠点の統合も進める方針です。
企業買収すると、過剰な人員や物流施設は削減され、コスト削減が進むと簡単に考えますが、人を減らしたり、物流システムを統一することは簡単ではありません。
買収先の従業員も家庭があります。人を減らすのも、勤務場所の変更も一つ一つ納得してもらいながら慎重に進めないと、反発に合います。
過去、ベスト電器と提携し買収を目指していた際は、ビックカメラが統合効果を出すために、短時間の間に強引に進めてしまい、ベスト電器側の反発にあい、失敗しました。
コジマの買収を行い、3年経ち、ビックカメラの考えも浸透してきた今、さらなるコスト削減を目指すのでしょう。
これまでもそうだったと思いますが、これからもビックカメラは舵取りを慎重に行わなければなりません。
クリックしてもらえると更新の励みになります。

小売・飲食業 ブログランキングへ

にほんブログ村
2015年04月17日
この記事へのコメント
コメントを書く