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2015年05月09日

ヤマダ電機がソフトバンクから227億円もの出資を受け入れへ!

ヤマダ電機は2015年5月7日、ソフトバンクと資本業務提携すると発表しました。

ヤマダ電機の発行済み株式の5%にあたる自己株式を、ソフトバンクが227億円で引き受けます。

ヤマダ電機の子会社である「ヤマダ・エスバイエルホーム」が手掛ける住宅事業を、ソフトバンクのIT(情報技術)サービスと組み合わせて強化するのが狙いです。

ヤマダ・エスバイエルホームはITを利用して省エネ性を高めた住宅の「スマートハウス」を販売しています。

住宅に付随する太陽光発電システム、蓄電池、家庭向けエネルギー管理システム(HEMS)などの省エネ設備を、ソフトバンクの通信サービスなどと合わせて販売することを検討しています。

今回のソフトバンクによるヤマダ電機への出資で双方のメリットは何でしょうか。

【ヤマダ電機のメリット】
・スマートハウスの展示場をヤマダ電機の駐車場に展開
・スマートハウスをソフトバンクの通信サービスと合わせて販売
・リフォーム事業で太陽光発電システム、蓄電池、家庭向けエネルギー管理システム(HEMS)などの省エネ設備を、ソフトバンクの通信サービスと合わせて販売

【ソフトバンクのメリット】
・ヤマダの1千店強の店舗を活用し、携帯電話や光回線を拡販
・一般向けに発売予定のヒト型ロボット「ペッパー」をヤマダの売り場で販売

ヤマダ電機とソフトバンクのメリットを挙げましたが、ソフトバンクのメリットはありそうですが、ヤマダ電機のメリットがあまり感じられません。

スマートハウスの展示場のヤマダ電機の駐車場への展開は以前から、ヤマダ電機が言っていることです。

現状、そこまで資金に困っているようには見えませんし。そもそも、ヤマダ電機の社長が他社の出資を受け入れるとは思いませんでした。我が道を行くという印象でしたから。

一部の報道にある通り、ファンド対策が一番の目的に感じます。

ヤマダの株式を巡っては旧村上ファンド出身者が設立した「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」が2015年1月時点でヤマダの発行済み株式の13.16%を保有していることが明らかになっています。

エフィッシモ・キャピタル・マネージメントは現時点ではヤマダの経営に口出しはしていないようですが、今後はわかりません。

経営にもの言う株主として、株価を上げるために、経営に提案するかもしれませんし、過去、他の企業にしたように、経営陣総入れ替えを要求するかもしれません。

よくわからないファンドの言いなりになるよりは、安定株主として、住宅分野と情報サービス分野で相乗効果が見込めるソフトバンクの出資を受け入れたのかもしれません。

ヤマダ電機の山田昇社長とソフトバンクの孫正義社長はともに創業者であり、事業を拡げるために、企業買収を繰り返し行い、会社の規模を大きくしている点や、事業の多角化に積極的なところは似ているように感じます。

気になるのはソフトバンクのイメージがついてしまうことですね。売り場の展開もソフトバンク中心になっていくでしょうし。

家電量販店の良いところは、消費者から見て、いろいろなメーカーの商品を平等に品揃えしているところです。

実際は利益率の高いメーカーの商品を案内したり、利益が取れる売り場づくりをしているのですが、あくまで消費者からは見えないところです。

家電量販店業界の最大手であるヤマダ電機が一部の通信会社の出資を受けることが、今後、どのような影響が出るでしょうか。過去、例がないだけに、興味深いですね。
posted by カデンちゃん at 03:06| Comment(0) | 経営戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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