同ビルは工事の遅れで1年先送りとなっていました。
ヨドバシカメラは「開業が著しく遅延するうえ、遅延問題に満足いく対応をしてもらえなかった」と主張しています。新ビルを運営するJR東海子会社を相手取り、違約金などの支払いを求める訴訟を起こしたそうです。
また、これも報道にありましたが、ヨドバシカメラは三重・桑名市の土地区画整理組合を相手にも巨額訴訟を起こしています。
2013年3月、ヨドバシは物流センターの建設用地として、地権者の集まりである「多度力尾(たどちからお)土地区画整理組合」と約18.5万uの土地の売買契約を締結していました。
36億円の支払い後の調査でこの土地は地盤が脆く、基礎に杭を打つなどの地盤改良工事が不可欠であることが判明しました。基礎杭などの地盤改良工事を行うと、追加のコストは最低でも26億円に上るそうです。
説明不足だと憤るヨドバシカメラに対し、「基礎が弱いことは初めから伝えていた」と組合側が反論し、とうとう2015年3月10日、ヨドバシカメラが売買契約無効と36億円の土地代返還を求めて提訴しました。
通販サイトの拡大や名古屋出店の際の物流施設として利用しようとしていたようです。
名古屋はリニアモーターカーの開業も控えており、成長が見込めます。
好立地の駅前ビルの開業が1年先送りとなったからといって、ライバル企業のビックカメラに譲るのはなぜでしょうか。ヨドバシカメラくらいの規模になれば、1年位は待てそうですが・・・。
資金繰りがうまくいってないのでしょうか。そうは見えませんが・・・。
それとも、三重の物流センターの建設の中止が名古屋出店に影響が出たのでしょうか。。
JRとの訴訟により、今後、他のJR駅前ビルへの出店に影響が出るような気がします。
また、三重の物流センター候補地だった土地の基礎が弱いことは組合側と言った言わないの水かけ論となっています。
訴訟ばかり起こしていると、問題を起こす企業だと思われます。ヨドバシカメラのイメージが悪くなります。
ヨドバシカメラはどうしたんでしょうか。衰退のターニングポイントにならないことを祈ります。
○ヨドバシカメラが松坂屋名古屋店に出店する記事はこちら⇒「ヨドバシカメラが名古屋に初進出!松坂屋名古屋店に出店!」
○ビックカメラが名古屋駅新ビル「JRゲートタワー」に出店する記事はこちら⇒「正式決定!ビックカメラ名古屋駅新ビル「JRゲートタワー」新規出店へ!」