以前、「地方店舗の衰退が著しい!」(カテゴリ:勢力図)で触れましたが、ヤマダ電機の地方店の一斉閉鎖が決まりました。
家電量販店最大手のヤマダ電機はスクラップ&ビルドのため、2015年5月末までに全国約40店を一斉閉店します。
原因は地方店舗への消費増税や少子化の影響、ヒット商品の不在による売上の不振です。
また、「「上野東京ライン」開業で家電量販店の勢力図は変わるか?」(カテゴリ:勢力図)でも触れましたが、ヤマダ電機の今後の新規出店は都市部中心となり、東京駅前への出店も決まりました。
2015年内にJR東京駅の八重洲側に戦略店を出店します。
今後は、都市部や地方の店舗拡大が主流だった家電量販店の出店戦略が転換期を迎え、出店は都市部中心、地方店は出店を抑制し、ネット通販での補完が主流となりそうですね。
○「ヤマダ電機LABI八重洲(仮)」オープンについてはこちら⇒「東京駅の八重洲にヤマダ電機LABIがオープン!既存店舗は全店舗を改装へ!」
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東京駅の八重洲駅前に出店されるようですが、ここは五輪に向け再開発が目白押し、地上には丸の内と同じように高層タワーオフィス、地下には大規模なバスターミナル、JRの羽田空港アクセス線開通、モノレールの東京駅延伸など。また、この地は元々訪日外国人の買い物エリアとなっている銀座・京橋と日本橋に挟まれ、駅の向こう、丸の内には皇居があり、外国人の一大観光エリアになるでしょう。
今回のヤマダ電機の決断は、将来を良く見通してると思うし、企業としては選択と集中をしたに過ぎないと思います。
政府は地方創生とか税金を地方に向けさせるけど、東京一極集中は国内、海外の資本が集中し、地方や郊外で益々撤退が進むことでしょう。
東京駅付近の再開発について情報ありがとうございます。参考になります。
今回のヤマダ電機の決断は他の地方型の家電量販店と比べると早い決断だと思いますので、将来を良く見通してると思います。