最新版！2015年 家電量販店 売上高ランキング！

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「最新版！2016年 家電量販店 売上高ランキング！」

2015年 最新の家電量販店の売上高データ等をまとめました。

2015年12月25日現在で確認できる限りの最新データです。()は2014年の順位です。

家電量販店の枠組みから少し外れますのでランキングには入れていませんが、特徴的な取り組みで利益をあげているPC量販店「ピーシーデポコーポレーション」と免税店大手「ラオックス」を参考に載せています。

【2015年 家電量販店 売上高ランキング】

�@【売上高】
1位(1位) ヤマダ電機・・・・1兆6643億円
2位(2位) ビックカメラ・・・・ 7953億円
3位(3位) エディオン・・・・・ 6912億円
4位(5位) ヨドバシカメラ・・・ 6515億円
5位(4位) ケーズデンキ・・・・ 6371億円
6位(6位) 上新電機・・・・・・ 3723億円
7位(8位) ノジマ・・・・・・・ 2440億円
8位(7位) コジマ・・・・・・・ 2261億円
9位(9位) ベスト電器・・・・・ 1751億円
【参考】 ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ・・512億円
【参考】 ラオックス・・・・・・501億円

1位のヤマダ電機は2014年と比較すると2296億円のマイナスですが、競合他社と比べると圧倒的な売上を誇っています。

4位のヨドバシカメラはネット通販が好調で順位がアップしています。


�A【営業利益】
1位(1位) ヤマダ電機・・・・199億円
2位(3位) ビックカメラ・・・188億円
3位(2位) ケーズデンキ・・・185億円
4位(4位) エディオン・・・・107億円
5位(5位) 上新電機・・・・・ 66億円
6位(6位) ノジマ・・・・・・ 64億円
7位(7位) コジマ・・・・・・9.0億円
8位(8位) ベスト電器・・・・6.9億円
-位 ヨドバシカメラ・・非上場のため未確認
【参考】ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ・ 30億円
【参考】ラオックス・・・・・ 17億円

「営業利益」とは本業の儲けを表す数値で、一般企業の純営業活動から生み出された利益のことです。


�B【売上高営業利益率】
1位(1位) ケーズデンキ・・・・2.91%
2位(2位) ノジマ・・・・・・・2.65%
3位(3位) ビックカメラ・・・・2.36%
4位(4位) 上新電機・・・・・・1.79%
5位(6位) エディオン・・・・・1.55%
6位(5位) ヤマダ電機・・・・・1.20%
7位(7位) コジマ・・・・・・・0.40%
8位(8位) ベスト電器・・・・・0.39%
-位 ヨドバシカメラ・・非上場のため未確認
【参考】ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ・・6.02%
【参考】ラオックス・・・・・・3.46%

「売上高営業利益率」とは、会社の営業活動のもうけである「営業利益」が「売上高」に対して何％あるかを示す数値であり、「営業利益÷売上高×100（％）」の式で算出します。


�C【経常利益】
1位(1位) ヨドバシカメラ・・・・511億円
2位(2位) ヤマダ電機・・・・・・355億円
3位(3位) ケーズデンキ・・・・・258億円
4位(4位) ビックカメラ・・・・・204億円
5位(5位) エディオン・・・・・・111億円
6位(6位) ノジマ・・・・・・・・ 67億円
7位(7位) 上新電機・・・・・・・ 66億円
8位(9位) ベスト電器・・・・・・ 19億円
9位(8位) コジマ・・・・・・・・ 12億円
【参考】 ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ・・ 32億円
【参考】 ラオックス・・・・・・ 17億円

1位のヨドバシカメラが効率的に利益を稼いでいます。

2位のヤマダ電機は2014年と比べると146億円のマイナスです。地方店舗の利益が上がらないため、地方店舗40店を閉鎖し、構造改革を実施しました。

PC販売は利幅が小さいと言われていますが、ピーシーデポコーポレーションはPC量販店にもかかわらず、しっかり利益を稼いでいます。顧客が抱える“困ったこと”を解決するため、パソコンクリニック（修理）やアフターケア（保守）等のITソリューションサービスを展開しています。複雑そうに見える故障にも丁寧に対応できる強みが顧客満足度の向上に繋がっています。

あと、「ノジマ」と「ピーシーデポコーポレーション」の各社長は実兄弟です。お互いに情報交換しているのでしょうか。


�D【売上高経常利益率】
1位(1位) ヨドバシカメラ・・・・・7.84%
2位(2位) ケーズデンキ・・・・・・4.04%
3位(3位) ノジマ・・・・・・・・・2.74%
4位(4位) ビックカメラ・・・・・・2.56%
5位(5位) ヤマダ電機・・・・・・・2.13%
6位(8位) 上新電機・・・・・・・・1.77%
7位(7位) エディオン・・・・・・・1.60%
8位(9位) ベスト電器・・・・・・・1.08%
9位(6位) コジマ・・・・・・・・・0.53%
【参考】 ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ・・・6.25%
【参考】 ラオックス・・・・・・・3.39%

「売上高経常利益率」とは、会社のもうけである経常利益が売上高に対して何％あるかを示す数値であり、「経常利益÷売上高×100（％）」の式で算出します。

ヨドバシカメラの効率経営は群を抜いています。

「ピーシーデポコーポレーション」も利益が取れるアフターサービス等の充実で効率経営です。


�E【自己資本比率】
1位(1位) ケーズデンキ・・・・・・43.4%
2位(2位) ヤマダ電機・・・・・・・43.2%
3位(3位) ベスト電器・・・・・・・41.7%
4位(4位) エディオン・・・・・・・39.5%
5位(6位) 上新電機・・・・・・・・38.2%
6位(5位) コジマ・・・・・・・・・34.4%
7位(8位) ビックカメラ・・・・・・30.5%
8位(7位) ノジマ・・・・・・・・・14.3%
-位 ヨドバシカメラ・・非上場のため未確認
【参考】 ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ・・・51.8%
【参考】 ラオックス・・・・・・・54.2%

「自己資本比率」とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何％あるかを示す数値であり、「自己資本÷総資本（自己資本＋他人資本）×100（％）」の式で算出します。他人資本とは銀行等からの借入金で、金利を含めた返済が必要な資本です。

一般に自己資本比率が70％以上なら理想企業、40％以上なら倒産しにくい企業といえます。

ビックカメラの自己資本比率が4.8%上向きました。財務基盤が安定してきたので、2016年から新店舗の出店を再開します。2016年は広島へ出店予定です。

ノジマは携帯電話販売の大手代理店である「ITX」の買収をしたため、自己資本比率が低下しています。


�F【ROE(自己資本利益率)】
1位(1位) ノジマ・・・・・・・・・ 10.97%
2位(2位) ケーズデンキ・・・・・・ 8.95%
3位(7位) ビックカメラ・・・・・・ 7.34%
4位(3位) 上新電機・・・・・・・・ 5.23%
5位(4位) ベスト電器・・・・・・・ 3.85%
6位(5位) エディオン・・・・・・・ 3.38%
7位(6位) ヤマダ電機・・・・・・・ 1.84%
8位(8位) コジマ・・・・・・・・・-15.98%
-位 ヨドバシカメラ・・非上場のため未確認
【参考】 ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ・・・ 13.57%
【参考】 ラオックス・・・・・・・ 12.77%

「ROE（株主資本利益率）」（Return on Equity）とは、企業の収益性を測る指標で、「ROE＝（当期純利益÷株主資本）×100（％）」の式で算出します。株主資本（株主による資金＝自己資本）が、企業の利益（収益）にどれだけつながったのかを示します。

ROEは、20％前後だと「優良」、10〜15％だと「良い」、10％弱くらいで「普通」だといわれます。

ノジマを除くと家電量販店は株主資金で効率よく収益をあげられていません。

ピーシーデポコーポレーションとラオックスは株主の期待に応えられています。


�G【時価総額】
1位(1位) ヤマダ電機・・・・・4987億円
2位(2位) ケーズデンキ・・・・2468億円
3位(3位) ビックカメラ・・・・1839億円
4位(4位) エディオン・・・・・1008億円
5位(6位) ノジマ・・・・・・・ 661億円
6位(5位) 上新電機・・・・・・ 591億円
7位(7位) コジマ・・・・・・・ 215億円
8位(8位) ベスト電器・・・・・ 204億円
-位 ヨドバシカメラ・ 非上場のため未確認
【参考】 ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ・ 381億円
【参考】 ラオックス・・・・・1347億円

ヤマダ電機が圧倒的な規模です。ヨドバシカメラが上場した場合、どれくらいの規模になるでしょうか。

流行語大賞を受賞した「爆買い」で有名なラオックスの時価総額が大きいですね。中国人観光客の「爆買い」による「インバウンド消費」への大きな期待が伺えます。一時的な流行でないことを祈ります。


�H【平均年収（平均年齢）】
1位(1位) 上新電機・・・・ 553万円（40.6歳）
2位(2位) エディオン・・・ 490万円（40.1歳）
3位(3位) ケーズデンキ・・ 485万円（35.8歳）
4位(4位) ビックカメラ・・ 473万円（32.6歳）
5位(5位) ベスト電器・・・ 445万円（43.0歳）
6位(7位) コジマ・・・・・ 430万円（38.6歳）
7位(6位) ヤマダ電機・・・ 421万円（34.5歳）
8位(8位) ノジマ・・・・・ 387万円（29.7歳）
-位 ヨドバシカメラ・・・ 非上場のため未確認
【参考】 ﾋﾟｰｼｰﾃﾞﾎﾟｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ 437万円(31.9歳)
【参考】 ラオックス・・・ 400万円（40.0歳）

2014年度と比べると、ヤマダ電機の平均年収が25万円増えています。「ブラック企業大賞2014ランキング」で大賞を受賞してしまった影響を考え、従業員の待遇を見直したのかもしれません。

規模が大きい程、給料が良いというわけではありません。従業員の給料を抑えた結果、利益に繋がっている場合もあります。就職を希望する際は、よく調べたほうがよいでしょう。

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