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2016年01月11日

イオン「脱・総合」へ転換!総合スーパー(GMS)全350店舗を5年間で改装へ!

スーパー首位のイオンは不振が続く総合スーパー事業(GMS)を抜本的に再構築します。

中核子会社のイオンリテールが運営する全350店を今後5年で全て改装します。

食品、衣料、家電などを総合的に扱うことにこだわらず、地域の客層や競合店の状況を踏まえながら、店舗ごとに売り場の専門性を高めて集客力を取り戻す戦略です。

イオンが「脱・総合」に動くことで、高度成長期以降に業容を拡大してきた総合スーパー事業は大きな転換期を迎えます。

総合スーパー(GMS)は衣食住を総合的に扱い、多店舗化による商品の大量購入で低価格を実現する事業モデル。日本ではダイエーが1960年代から多店舗展開を開始し、他社の参入も増えて急成長しました。

しかし90年代以降、衣料の「ユニクロ」や家具の「ニトリ」など専門店チェーンなどが台頭し、特徴の乏しい総合スーパーの売り場からの客離れが進んでいます。

イオンやイトーヨーカドーに行った際、地価や1階の食品フロアは賑やかですが、2階以上の衣料や住まい関連フロアは客足がまばらです。

イオンは1店舗につき数億円を投じる大型改装を増やし、多くを新業態の「イオンスタイルストア」に転換します。従来は画一的な店づくりが主流でしたが、新業態では売り場の構成を店舗ごとに大きく変えます。

すでに「イオンスタイル」への業態転換は2014年から進めており、すでに全国に25店あります。売上高は改装前より、平均で1割ほど増えています。

例えば、高級ブランドの万年筆や革製の手帳などを集めた大人向け文具売り場など、独立した専門店が組み合わさったような構成にします。

店舗面積が小さく衣料専門店との競合が激しい地域では婦人服や紳士服を扱わないなど商品も絞り込みます。

子育て世代が多い地域では有機栽培の食材や電動アシスト自転車の専門売り場を設けるなどの施策を検討します。

イオンリテールでは2015年度から全350店舗で商品の仕入れ権限を、本部が主導する「中央集権型」から、店舗が決められる幅を広げた「分権型」に移し、コンビニエンスストアやドラッグストアの画一的な品ぞろえとの差別化を図っています。

地域密着の品ぞろえで売り上げを伸ばす店舗も出ており、地域に根ざした店づくりを本格化します。店舗改装は15年度は50強と14年度比で倍増の見通し。16年度以降は年間50〜80店を見込みます。

イオングループではイオンリテールの他にも、ダイエーや北海道、九州、沖縄の地域会社が総合スーパー(GMS)を運営、すべて合わせると約540店舗となります。イオンの総合スーパー事業の2015年3〜8月期の連結営業損益は87億円の赤字と苦戦しており、イオンリテールの店舗以外でも専門性を高める店づくりを進める方針です。

総合スーパー事業を巡ってはセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂が2020年2月期までに全店舗の2割に当たる40店を閉鎖する方針。2016年夏にファミリーマートと経営統合するユニーグループ・ホールディングスも最大で50店の総合スーパーの閉店を検討するなど、事業を縮小しています。

ただ、イオンは利益の大きな柱である自社の大型ショッピングセンター(SC)の多くに総合スーパー(GMS)を入居させており、イトーヨーカドーやユニーのように単純な閉店が難しい状況です。店舗改装でSC全体の競争力向上をはかります。

時代に合った品ぞろえや売場へ変化を続けないと生き残れません。完成や正解はありません。ゴールなき戦いですね。

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posted by カデンちゃん at 15:24| Comment(0) | 経営戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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