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2016年08月12日

「爆買い」一服!ラオックスが業績下方修正!高価な家電から安価な日用品へ!

ラオックスは、2016年12月期の連結業績見通しを大きく下方修正すると発表しました。

売上高は従来予想より35%少ない650億円、営業利益は82%少ない12億5000万円に修正。

2015年12月期と比べて大幅な減収減益となりそうです。

背景は中国からの訪日客による「爆買い」の一服です。

「爆買い」の対象が、高価な家電から安価な日用品に移りました。

2015年前半までの売れ筋は、10万円以上もする炊飯器や高級時計でしたが、秋以降は化粧品や安い医薬品などの日用品に移りました。

また、店舗数を増やしたことで固定費も増え、利益を圧迫しています。

2016年1〜6月期は4億6400万円の最終赤字に転落。

売上高は前年同期比22%減の350億6200万円。

営業利益は4億5400万円で同91%減少。

海外における電動アシスト自転車販売の撤退や、中国子会社による店舗閉鎖に伴う特別損失を4億9200万円計上したことも響きました。

ラオックスの4月の売上高は国内全店合計で前年同月比26%減少。

5月は44%減、6月は49%減となっています。

3月末時点で37店だった店舗数は6月末までに41店に増えたにもかかわらず、前年比での売上高減少率は拡大し続けています。

中国からの訪日客による「爆買い」はこれまで日本で商品を大量に購入し、それを中国で転売する転売屋(ブローカー)によって支えられてきました。

ただ、中国政府はこの転売が中国国内の消費低迷を招いていると判断。

事実上免税だった個人輸入扱いの荷物に一般貿易並みの税金を課すようになりました。

さらに加えて同時期に円高が進行。

「爆買い」の勢いは完全に鈍りました。

ラオックスは昨年一年間の平均購買単価が3万3820円だったのに対し、1〜3月期は2万7369円、4〜6月期は2万2922円に落ち込みました。

ラオックスは、中国人観光客をはじめ急増する外国人旅行者の需要を取り込むことで売り上げを伸ばしてきましたが、今回の下方修正は「爆買い」の減速を裏付ける形となりました。

流行(ブーム)というものは怖いですね。

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posted by カデンちゃん at 23:37| Comment(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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