2016年4〜12月期の決算発表が遅れていた、パソコン専門店のピーシーデポコーポレーション(PCデポ)ですが、2月13日に決算発表がありました。
2016年4〜12月期の連結決算ですが、純利益が前年同期比14.1%減の18億円となりました。
売上高は前年同期比8.9%減の347億円、経常利益は前年同期比10.3%減の27億円、営業利益は前年同期比12.1%減の26億円でした。
2016年8月、高齢者に高額な解約料を請求した事件で批判が高まり、その後は有料会員の退会が相次ぎました。
費用の面では、サポートサービスに対応するスタッフの確保、事件後の既存会員へのサポートサービスの品質向上の取り組みを進めた結果、販売費及び一般管理費は101.2%となりました。
パソコン等販売事業においては、事件後の8月中旬以降については、積極的な販売促進活動自粛や販売スタッフ並びに応対スタッフの不足の影響から、商品販売並びにソリューションサービス販売のうち技術サポート、サービス一体型商品等の販売減により売上高は減少しています。
2016年4〜12月期の決算を見ると、事件の影響はそれほど出ていないと見えますが、事件後の2016年10月-12月期を前年と比較すると純利益は75.8%もマイナスとなっています。
以下、PCデポの2016年と2015年の10月-12月期の業績データ比較です。
事件後の影響が見て取れます。
【2015年10月-12月期】
○売上高136.6億円
○営業利益13.7億円
○経常利益13.5億円
○純利益9.9億円
【2016年10月-12月期】
○売上高109.4億円(▲19.9%)
○営業利益3.8億円(▲72.2%)
○経常利益4.0億円(▲70.3%)
○純利益2.4億円(▲75.8%)
2017年3月期決算予想は売上高が前期比12.1%減の455億円、経常利益が前期比31.3%減の30億円、営業利益が前期比31.6%減の29億円、純利益は前期比30.6%減の19億円となっています。
事件前までの業績は好調でしたので、今年度(平成28年度)通期の業績への影響はあまり目に見えないかもしれません。
平成29年度以降の業績に注目ですね。
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2017年02月14日
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