大手4社の2017年度の新規出店計画は計約500店に達し、2011年度以降で最高水準になる見通しです。
割安な商品だけでなく、コンビニエンスストアのように女性やシニアが利用しやすい品ぞろえや店作りを進めます。
減少傾向が続く消費支出や単身世帯の拡大をにらんだ店舗展開で来店客増につなげる思惑です。
【2017年度 100円ショップ新規出店数】
業界順位 企業名 出店数
1位 大創産業・・・・・・150店
2位 セリア・・・・・・・150店
3位 キャンドゥ・・・・・100店
4位 ワッツ・・・・・・・100店
業界1位の「ダイソー」を展開する大創産業は150店前後の新規出店を計画。
約3千店に達した既存店についても、2017年度は全体の1割にあたる300店規模で改装を実施。
業界2位の「セリア」は国内店舗数を5年後をめどに現在の1.4倍の2000店、10年後には2.1倍の3000店に増やす予定。
業界3位の「キャンドゥ」は新規出店の約8割は総合スーパーなど商業施設内を予定しています。
業界4位の「ワッツ」は「ワッツ」のほか「シルク」「ミーツ」などのブランドも展開しており、100店舗の出店を計画しています。
現在、単身世帯の増加や消費の伸び悩み傾向が続いています。
安さを武器にデフレ時代に大きく成長した100円ショップですが、今後はライフスタイルや消費動向の変化を先読みした店や商品を増やす計画です。
大創産業は2016年に若い女性向けのノートなど文具やファッション雑貨を増やし、多い月には約1千品の新商品を発売します。
セリアなど他社もおしゃれな雑貨売り場を広げて女性客を取り込み、食品や日用品を幅広くそろえます。
店作りでも若い女性やシニア、若いファミリー層を意識。
商品を大量に陳列するのではなく、通路を広くして商品を選びやすい店に改装。
キャンドゥでは20〜30歳代の女性を取り込むため、陳列棚を低くして、入り口近くには女性向けの商品を並べます。
節約志向を強める消費者は、価格や商品に応じてコンビニやスーパー、ドラッグストアなどを選んでいます。
100円ショップは品ぞろえや店作りをコンビニに近づけて新たな客層を獲得する思惑です。
一方で、食品スーパーと競合が激しい商品は減らすなどで売れ筋商品の選別も進めます。
出店場所も見直します。
今までは商業施設内の上層階への出店が多かったのですが、利用客の多い1階への出店を増やします。
食品スーパーから同じ店舗内への出店要請も増えています。
また、衣料品の販売不振に伴い、アパレル撤退後の跡地への出店も増やします。
さらに、繁華街や幹線道路沿いの路面店から総合スーパーなどにも、出店先を拡大します。
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