2020年2月7日(金)、ビックカメラは三越伊勢丹ホールディングスが運営する「日本橋三越本店」の新館6階に、新店舗「ビックカメラ日本橋三越」をオープンしましたので行ってきました。
突撃レポートします。
「ビックカメラ日本橋三越」は、百貨店発祥の地に立地する日本有数の百貨店「日本橋三越本店」のおもてなしと、ビックカメラの家電に関する専門的品揃えを融合した「家電の新スタイルショップ」です。
店舗面積は約1200uでビックカメラの店舗としては小規模です。
ビックカメラ日本橋三越だけの「家電コンシェルジュ」が三越百貨店のスタイリスト(販売員)と連携し、家電製品の全般的な提案を行います。
ビックカメラは三越百貨店が得意とする富裕層の顧客を三越の外商とも連携して取り込み、三越はインテリアとともに家電を提案メニューに加えることで、顧客満足度向上を目指します。
商品搬入の立会いやアフターケアまで、お客さまに満足いただけるお買物のサポートを実施。
販売員の服装は日本橋三越本店の雰囲気に合わせ、これまでの赤ベストではなくスーツを着用。
また、「ビックカメラ日本橋三越」限定の決済方法として、三越伊勢丹グループの「MIポイント」を会計時に利用可能なほか、三越伊勢丹商品券、全国百貨店共通券も利用できます。
取扱い商品は、ビックカメラの豊富な品揃えから厳選。
ハイエンド商品を中心に展開するほか、三越出店で可能となったビックカメラの既存店舗では取扱いの無い、百貨店限定モデルも取扱い。
また、日本橋三越本店のお客さまにフロアの垣根を超えた提案も実施。
なお、オープン当初は本館5階の「パーソナルショッピングデスク」に、家具とあわせた家電製品の展示などを実施。
2020年2月5日(水)〜18日(火)の限定展示です。
ビックカメラがユニクロとコラボした「ビックロ」を彷彿させます。
もともと、ビックロは三越新宿店の跡地に出店しており、このころから三越とは付き合いがあります。
「ビックカメラ日本橋三越」のフロア内は、コンセプトが異なる3つのゾーンにより構成されています。
まずは、目玉の「クオリティタイムゾーン」です。
木目床に窓からの光が差し込む「ラウンジ」を中心としたゾーンで、ソファーとテーブルを設置し、お客さまがくつろぎながら「家電コンシェルジュ」が商品の提案を実施。
ちなみにソファーとテーブルはヤマダ電機で大塚家具が購入できるように購入はできません。
私が来店した際は、オープン後ということもありお客さまは非常に多かったのですが、ソファーとテーブルほとんど利用されていませんでした。
今後、有効活用を期待します。
「ラウンジ」には最新の大画面テレビや高級オーディオが設置されており、自宅のリビングに近い環境での体験が可能です。
また、隣接するキッチンスペースでは、最新のコーヒーマシーンやキッチン家電を使った試飲・試食ができます。
「ラウンジ」の設置はビックカメラとしては初の試みとなります。
次に店舗の入り口の「ウェルカムゾーン」。
話題の最新家電や季節にあわせた商品の展開をするゾーンです。
随時商品の入れ替えを行い、常に旬の家電製品の提案を受けられます。
最後は、幅広い最新家電の提案を受けられる「ビックカメラゾーン」です。
白物家電やビューティー家電、カメラ、テレビ、オーディオなど最新家電をご提案するゾーンです。
既存店と異なり、三越日本橋店の隈研吾氏がデザインした化粧品売場を参考に清潔感と高級感のある内装に仕上げています。
店舗の什器は白を基調とし、他の店舗は天井がむき出しですが、天井も張っています。
私が来店した際の感想ですが、什器は少しチープな印象を受けました。
売場の随所にテーブル・椅子を配置し、お客さまがくつろぎながら商品の説明から配送の手続きまでおこなえます。
また、「ビックカメラ日本橋三越」においても、全ての商品に電子棚札を採用。
「ビックカメラ日本橋三越」は百貨店を訪れる富裕層に合わせた、高級感がある店舗づくり、高価格帯の商品展開ですが、販売価格はビックカメラの他の店舗やインターネット通販と同じです。
電子棚札でビックカメラの全店舗およびインターネット通販で共通化している商品売価を常に最新の表示で確認できます。
また、「ビックカメラ公式アプリ」を起動したスマートフォンを、電子棚札に触れるだけで、購入者のレビューや商品情報、在庫などが見ることができる「アプリでタッチ」機能にも対応しています。
私が来店した時間帯はビックカメラの宮嶋宏幸社長が視察に来られていました。
他に取り巻きはおらず、一人で店長と話し込まれていました。
小規模の店舗のため、店長の役職は係長や課長といったところでしょうが、社長が店長レベルと密に対話されていたので、風通しが良いと感じました。
新店舗「ビックカメラ日本橋三越」はオープン時とあって客足は多かったです。
明らかに他の店舗と客層が異なり、服装や雰囲気が上品でした。
百貨店とビックカメラでは客層が合わないのではといった意見もありますが、百貨店に来店する女性たちとビューティ家電や高級白物家電は相性が良いのではと感じました。
「ビックカメラ日本橋三越」が成功すれば、ビックカメラのブランド力もさらに向上し、他店舗にも良い影響が出ると思われます。
ビックカメラ×百貨店の方程式が成功するでしょうか。
【店舗概要】
○店舗名:ビックカメラ日本橋三越
○所在地:東京都中央区日本橋室町1丁目4-1 日本橋三越本店 新館6階
○売場面積:約1200u
○営業時間:午前10 時から午後7時(日本橋三越本店に準ずる)
○取扱商品:生活家電、カメラ、テレビ、オーディオ、パソコン、携帯電話、ビューティー家電、ゲームなど
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