以前から、「上野東京ライン」の開業や、家電量販店の空白地帯である東京駅や品川駅の開発次第では家電量販店の勢力図が変わる可能性があると予想してきました。
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「「上野東京ライン」開業で家電量販店の勢力図は変わるか?」
その後、東京駅にはヤマダ電機が出店しました。
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「ヤマダ電機が地方店40店を一斉閉鎖!新規出店は都市部中心に」
首都圏で残る空白地帯は品川ですが、2020年春に、JR山手線の田町・品川駅間に新たに「高輪(たかなわ)ゲートウェイ」が誕生します。
今後、JR東日本は新駅(高輪ゲートウェイ)周辺の約13haの巨大な敷地を「グローバルゲートウェイ品川」として、5000億円を投じて再開発します。
また、山手線と京浜東北線の線路を東側に最大約120m移設し、オフィスやホテル、商業施設を含む高層ビル7棟を完成させ2024年ごろに街開きをする予定です。
現在、高輪ゲートウェイの隣駅となる品川、田町の駅前には、家電量販店はありません。
首都圏は、北部の池袋エリア、西部の新宿・渋谷エリア、東部の秋葉原・有楽町エリアにはビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機の大型店が出店済みで家電量販店の激戦区です。
南部の品川エリアのみが、家電量販店の大型店の出店がありません。
品川駅はJR東海の「リニア中央新幹線」が2027年に開通予定で、新幹線と在来線の乗り換え駅として利用者増が見込まれます。
今後、「高輪ゲートウェイ」周辺の品川エリアに家電量販店が進出する可能性は高いです。
品川駅はビジネス街としては栄えていますが、百貨店や家電量販店やショッピングモール等の商業施設は出店しておらず、商業エリアとしては今一つです。
品川駅(高輪口)から行ける品川プリンスホテル内にある水族館(マクセル アクアパーク品川)が有名ですが、他の商業施設のボリュームがなく、わざわざ駅から出ようとは思わないんですね。
「高輪ゲートウェイ」周辺の品川エリアの再開発がきっかけとなり、商業施設へのアクセスや人の流れが変わり、家電量販店の激戦区となることが予想されます。
JRの施設の相性が良いのは「ビックカメラ」です。
新横浜、八王子、名古屋、鹿児島島ではJRの施設にビックカメラがテナントとして入っています。
逆に相性が良くないのは「ヨドバシカメラ」です。
名古屋ではJRの施設に当初「ヨドバシカメラ」が入る予定でしたが、施設建設の遅延で撤退しました。
「ヨドバシカメラ」が名古屋地裁にJR東海側を訴えた報道機関を賑わせました。
ともかく、洗練されたイメージがある品川に都市型家電量販店の「ビックカメラ」、「ヨドバシカメラ」、「ヤマダ電機」や"提案・体験型"の洗練された家電量販店「蔦屋家電」などが出店してくれればうれしいですね。
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