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2015年04月04日

消費税増、少子化の影響により家電量販店の勢力図が変わる!

「地方店舗の衰退が著しい!」で紹介しましたが、地方店舗の衰退が著しいです。

2014年4月に消費税率が8%に引き上げられた後、個人消費の回復が遅れています。消費税率10%への引き上げが2017年4月とすることも決まりました。少子化も進んでいます。

消費税増、少子化の影響により、今後は家電量販店の勢力図が変わることも考えられます。

現状の家電量販店の勢力図は以下です。カッコ内は都市型か地方型かの記載です。

@ヤマダ電機(都市型、地方型)−ベスト電器(地方型)グループ

Aビックカメラ(都市型)−ソフマップ(都市型、地方型)−コジマ(地方型)グループ

Bエディオン(地方型)

Cヨドバシカメラ(都市型)

Dケーズデンキ(地方型)

地方型の家電量販店の回復が遅れている現状を見ると地方型と都市型で企業合併等が起きそうです。

消費税後、売上の落ち込みが大きく、首都圏の店舗が希薄なエディオンが台風の目です。

エディオンは中国地方を基盤とする旧デオデオ、中部地方を基盤とする旧エイデン、
近畿地方を基盤とする旧ミドリ電化、関東地方を基盤とする旧石丸電気が一つとなったグループです。

また、2007年には、エディオンは都市駅前型の業態を展開するためにビックカメラと業務・資本提携を行ないました。最終的に経営統合を目指していたようですが、エディオンに勢いがあった頃でしたので、エディオンにビックカメラが吸収されると報道がされ、ビックカメラ上層部の反発を受け、白紙になりました。

その後、エディオンの業績は落ち、消費税増の後、大手家電量販店では回復が遅く、以前ほどの勢いがありません。都市駅前型店舗がないのが致命的です。

エディオンの考えられる合併先はヨドバシカメラかケーズデンキが有力ですが、ヨドバシカメラは都市型店舗で地方への出店は積極的でなく、ネット通販を伸ばす独自戦略ですのでどうでしょうか。地方店舗を補完できる点はよいかと思います。

ケーズデンキは地方型同士で店舗網がかぶり相乗効果が出ないような気がします。

私が考える勢力図の変化はヨドバシカメラとエディオンの合併ですが、はたして今後どうなるでしょうか。
posted by カデンちゃん at 01:33| Comment(0) | 勢力図 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする